長野県大町市の小学校では子どもたちが保護者などと特別なお花見を楽しみました。

「いただきます」

校庭で咲き始めた桜の下でお昼ご飯を食べるのは、大町西小学校の児童たち。
18日は、全校のおよそ230人と保護者などが、持ってきたお弁当を広げて、お花見を楽しみました。

児童は:「桜はすごくきれい」

児童は:「楽しいです」

児童は:「みんなで楽しく桜を見ながら食べられてうれしいです」

保護者は:「お弁当を作るのに朝、バタバタしたけど、いい思い出になった」

開校から153年目の大町西小学校。
児童数の減少などから今年度限りで閉校し、他の2校と統合します。

最後の春に思い出を作ろうと保護者や地域の人たちも招いてのお花見が企画されました。

栗林勝幸校長:「この伝統の学校の桜が笑顔を作ってくれたような気がします。桜がいつまでも心に残って子どもたちが大きくなっても思い出に残ればいい」

保護者の中にはおよそ40年前の卒業生も。

保護者は:「この桜の下で過ごした時の記憶が思い出されて、たのしい。またこの子たちが大人になったときに一緒にお花見ができればいい」

児童は:「長年続いてきた学校だけど、閉校になってしまうことがさみしい」

児童は:「最後の卒業生になるし、いい思い出ができたかなと思う。
記者:この学校の一番の思い出は?
児童は:「今ここでお花見していることになるかもしれない」

学校のシンボルとして咲き誇ってきた桜は子どもたちの記憶にいつまでも刻まれます。