白髪の「色」は2種類ある

実は白髪には「グレーに近い白髪」と「黄ばんだ白髪」の2種類があります。
この色を決めるのが2つのメラニン色素。
褐色~黒のユーメラニンと、黄色~赤のフェオメラニンです。
2つのメラニン色素が両方減るのが「グレーに近い白髪」。
ユーメラニンが減ってフェオメラニンが残り黄色っぽい色素が残ると「黄ばんだ白髪」となります。
このメラニンの減り方に影響を及ぼすのが、「喫煙」です。喫煙により、「黄ばんだ白髪」になると言われています。

浜中医師:
喫煙を長期間している人は白髪も黄ばんでくるのはよく知られたところです。
よくグレーヘアーなんて言われますけれども、白髪の質によってオシャレ度や健康的な見え方が全く違ってくるので、たとえ白髪だとしても美しくいられるためには、やっぱり正しい生活習慣が大事になってくるということですね。

恵俊彰:
僕は40歳でタバコを辞めたんですよ。辞めてよかったです。

毎日シャンプーをした方がいい?

浜中医師:
これはあえて〇と言わせてください。シャンプーを毎日することで白髪が減るということではないんですが、頭皮環境を整えるという意味でお若い方であればシャンプーを毎日する。むしろ毎日シャンプーするのにちょうど良いシャンプーを選んでいただくことが一番大切です。
ただ、高齢になってくると頭皮のバリアが崩れてきて乾燥が目立つので、そういった場合は2日に1回の方がいいということも出てきます。

恵俊彰:
60代も毎日でOKですか?

浜中医師:
はい。でも、シャンプーを変えていくことになると思います。若い時からのシャンプーにこだわらず、ご自身の頭皮と髪の状態に合ったものを使っていただければいいと思います。
例えば夜シャンプーするとしたら、「洗い上がり」、「翌朝起きたとき」、「ベタつきが気になる夕方」この3点でご自身の頭皮の状態やボリューム感が一番バランスよく取れたものを“合う”シャンプーと考えていただくといいと思います。