大分県別府市を震源とする地震が18日朝から相次ぎ、震度1以上を観測した地震が9回発生しました。大分地方気象台は「大きな地震につながるかは不明ですが、心配の必要はない」とし、地震への備えを見直してほしいと呼びかけています。

18日午前8時57分頃、別府市を震源とする最大震度3の地震がありました。震源の深さはおよそ10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは3.7と推定されます。

県内では午前7時21分から午前9時21分までの間に、別府市を震源とする震度1以上の地震が、9回観測されています。

大分地方気象台・高浜聡南海トラフ地震防災官:
「中央構造線断層帯の活断層が走っている場所で今回起きています。群発地震ではなく、一次的に多発している状況です。常日頃から少しずつたまったひずみが、たまたま今回ずれたと捉えています。大きな地震につながるかは不明ですが、心配する必要はありません」

別府市では過去にも同じように局地的な地震が続いたケースがあり、気象台はこの機会に家具の固定など地震への備えを見直してほしいと呼びかけています。