大分県の漁業調査船が17日午後、佐伯市の漁港で接岸に失敗して岸壁に衝突し、船体や桟橋が破損しました。
県によりますと、17日午後3時前、佐伯市上浦にある県農林水産研究指導センター水産研究部の漁業調査船「豊洋」が帰港する際、岸壁に衝突しました。
この事故で、防波堤や浮き桟橋が壊れたほか、「豊洋」の船首が破損しました。乗っていた職員6人と研究員2人にけがはありませんでした。

「豊洋」は全長およそ24メートル、56トンの船で、海洋状況や卵・稚魚の調査を終えて帰港し、接岸する際、陸から海へ風が強く吹いていて、操縦を誤ったということです。
県は「県の財産や市の施設を損傷し大変申し訳ない。再発防止策を検討する」としています。