<八代市中村博生市長のコメント>

本市の名誉市民である八代亜紀さんの極めてプライベートな写真が、販売物の特典として付されるとの報道に接し、強い憤りを覚えております。

八代亜紀さんの本市に対するご功績は枚挙にいとまがなく、「八代くま川祭り」への楽曲の提供や、「八代亜紀絵画コンクール」の開催に加え、「八代よかとこ大使」として、八代の魅力を広く発信していただきました。

さらに、熊本地震や令和2年7月豪雨では、何度も被災地を訪れて、その歌声で復興を後押ししていただくとともに、八代さんの「がんばって」という言葉が、被災した市民にとって大きな支えとなりました。多くのファンに囲まれる中、優しい眼差しで歌われる姿は、今も忘れることができません。

このように、八代市民に惜しみない愛情を注がれ、かけがえのない存在である八代さんに対し、その名誉を傷つけ、愚弄するかのような今般の行為は許しがたく、名誉市民の称号を贈呈した地元の市長として、強く抗議の意を示します。

八代さんご本人やご遺族の尊厳を守るために、プライベート写真の利用は中止すべきであり、八代さんの事務所が発表された「八代さんの名誉を守るためあらゆる方策を講じてまいる」との声明を全面的に支持することを表明します。

令和7年4月17日
八代市長中村博生