客の暴言や理不尽な要求などの迷惑行為「カスタマーハラスメント」への対策に全国の鉄道事業者が乗り出し、JR大分駅でもポスターを掲示しカスハラ防止を呼びかけています。
JRグループなど全国の鉄道事業者は業界をあげたカスハラ対策の一環として、17日から啓発ポスターの掲示を始めました。

JR大分駅でも暴言や過剰な要求など4つの迷惑行為を示したポスターが構内に貼られ、利用客にカスハラ防止を呼びかけています。
(JR九州大分支社 総務企画課・中村和哉主査)「長時間同じ話を聞いたり、従業員の尊厳を傷つける暴言を吐かれたりすることがある」
JR九州では去年9月、カスハラに対する基本方針を策定しました。職員へのアンケートの結果、3月までにカスハラと思われるケースが95件確認されたということです。
(JR九州大分支社 総務企画課・中村和哉主査)「お客様からの貴重な話を聞く姿勢は変わっていませんので、従業員が働きやすい環境がポスターによって出来ればと思う」
JR九州では今後も基本方針に沿ってカスハラ対策に関する職員への教育に取り組むことにしています。