サッカーJ3の福島ユナイテッドFCは、16日、ルヴァンカップ2回戦で格上・J1の柏レイソルと対戦。「下剋上」まであと一歩でした。
Jリーグの全60チームが参加するルヴァンカップ。1回戦でJ2札幌を破ったユナイテッドの2回戦の相手は、現在J1で5位の柏です。
前半5分、いきなり「J1の洗礼」を受けます。柏のパス回しに全くついていけず、先制を許します。さらに前半19分、ミドルシュートを決められてしまい、柏に2点のリードを許します。
しかし、今年のユナイテッドはこのままでは終わりません。前半45分、決めたのは矢島輝一。187センチの長身を活かしたヘディングで1点を返すと、そのわずか2分後…。こぼれ球を押し込んだのは、またしても矢島。今月、30歳の誕生日を迎えた経験豊富なストライカーが試合を振り出しに戻します。
前半のうちに追いつき、勢いに乗るユナイテッドでしたが、後半38分、一瞬の守備の隙を突かれ、柏に勝ち越しを許します。
このままでは終われないユナイテッド。後半アディショナルタイムにフリーキックのチャンスを掴むと、松長根のヘディングは枠を捉えていましたが、相手キーパーに阻まれます。
このまま2対3で試合終了。ユナイテッドは、J1の柏を相手にあと一歩まで迫りましたが、2回戦敗退となりました。