香川県と高知県の知事が両県の共通の課題などについて意見を交わす会議が、きのう(16日)、高知市で開かれました。

香川県と高知県の知事同士の会議は2015年度から行われていて、9回目の今回は高知市で開かれました。高知県の濵田省司知事と香川県の池田豊人知事は、人口減少対策や高速道路の整備促進など6つのテーマについて意見を交わしました。
このうち、南海トラフ地震の対策については、人件費や物価の高騰を見据えた防災のための財源の確保を、引き続き国に要望することを確認しました。
(高知県 濵田省司知事)
「おおもとのところを決める中期計画について、まずは必要な規模の財源を確保することが大事」

また、四国新幹線の早期実現に向けては引き続き、署名活動などでその必要性を求める声を集め、両県が連携して国に届けていくことを確認しました。
(香川県 池田豊人知事)
「四国はまだルート検討できない、新駅の検討もできない。こういう大きな課題が残っていますけれど、時間はかかるんですけれど早くやり始めないと」
意見交換の内容は、6月の四国知事会や7月の全国知事会で共有されるということです。