どうすればミスを防げたのか
今回のミスの状況を見ていきます。

通報があった固定電話には、2つの住所が登録されていました。これは、珍しいことではないそうです。
指令システムの画面には2つの住所があることを知らせる表示がありましたが、今回の発端は、担当者がそれに気付かず、最初に表示された住所を現場だと思い込み救急隊を出動させたことです。
通報した女性は、指令員に名前だけは伝えることができたそうです。
そしてこの時、もう1か所の住所の情報には女性の名前が登録されていました。熊本市消防局は、そのことに指令員が気づいていれば、間違えることなく女性の元に向かうことができたと説明しています。

119番通報時 携帯電話しか持っていない場合は?
向かうべき場所が特定できていない場合、携帯電話の情報だけだと、GPSなどの状況によるものの半径5m~1500mほどの位置情報のずれが出るそうです。
どこに出動すべきか、住所や目的地がわかる情報を伝えることがやはり大事だと言えそうです。
