【住】長崎では需要に対して通訳ガイドが不足しているだけでなく、知識とそれを通訳する語学力が必要ということなんですね?
【平】はい。こうしたなか、増える個人ツアーに対する通訳ガイド不足に対応しようと長崎国際コンベンション協会は、九州通訳・翻訳者・ガイド協会と連携して通訳ガイドの育成を始めました。
具体的には──

▶2024年9月から英語ガイド「NagasakiCrew(ナガサキクルー)」の育成を開始しました。
▶参加者は研修会で長崎の歴史や文化、風習の違い、緊急時の対応などを学び

▶Nagasaki Crewとして認定された人が、個人客らに“プライベートツアー”を提供します。
今年2月末からはクルーズ船来港時に松が枝国際ターミナル近くにブースを設置し、3時間ほどの「英語ガイドツアー」販売しています。
おもてなしのアイ《愛》と《i》
【住】どんなツアーなのでしょうか?

【平】NagasakiCrewの「ツアー商品」は
▶全部で6種類(当日ブースではこのうち2種類を受け付け)
「諏訪神社の御祈願」1人:210ドル(約3万1,500円)
「平和公園で折り鶴献納」1人:170ドル(約2万5,500円)
▶キャッシュレス決済
▶4月14日までに12回ブースを出し、11本催行しています。
【住】通訳ガイドが不足していることはわかったのですが、他に課題はあるのでしょうか?