遮断機や警報器のない踏切での事故を防ぎます。

JR西日本は16日、立ち止まっての確認を促す「踏切ゲート」を、今年度山口県内の35か所で新設すると発表しました。



JR西日本中国統括本部の定例会見で示されました。

JR西日本 広岡研二 広島支社長
「事故が発生する発生原因の9割は直前横断、特に列車の進来を確認することなくそのまま踏切に入って事故が発生するということでございます」

設置が進められている「踏切ゲート」。

踏切を渡る人が、容易に押したり上げたりすることができます。

このときいったん足を止めて確認し、列車の接近に気づいてほしいというのがねらいです。

県内には、第4種踏切と呼ばれる警報器や遮断機のない狭い踏切が133か所あります。

列車の接近に気付きにくく、去年4月には群馬県で、9歳の女の子が列車にはねられ死亡するなど重大な事故が発生しています。

地元の人
「いいと思う。安全のためには」

JRは県内でこれまでに53か所の設置を終え、今年度は35か所を新たに設置します。

JRでは「通る人が使いやすいゲートになるよう改良を進めたい」としています。