ふるさとの川を美しく守っていこうと、山口県山口市の仁保川に子どもたちがアユの稚魚を放流しました。



児童
「仁保川と私たちの生活はたくさんつながっているのだなと思いました」

この放流は、山口市仁保地区の自治会などが毎年続けているものです。

地元の児童や園児など、およそ110人が参加しました。



開会式では、先月完成したばかりの仁保地域のオリジナルソング「にこにこ仁保」が披露されました。

地域の魅力を発信しようと作られたということです。



川に放されたのは、椹野川漁協で体長10センチほどに育てられたアユの稚魚およそ5000匹です。

バケツリレーで運ばれて…放流です。

アユは、8月下旬には体長20センチくらいに成長するということです。

児童
「ヌメヌメしててかわいかったかも」
「流すところとか、見送るところが楽しかった」
「楽しかった!元気になってねっていう感じで見送った」

仁保自治会 山本伸雄 会長
「過疎化が進んでいくなかで、子どもは宝です。子どもたちに思い出をひとつひとつ作ってもらって、大人になったときには地域のことを思い出していただきたい」



青空を泳ぐこいのぼりに見守られながら、川を泳ぐアユに子どもたちは声をかけていました。