「状況が変わった」支援者たちの今
みなし仮設で支援を続けた高木聡史(たかき さとし)さんです。

益城町の住民との交流が続いていますが、地震発生から9年となり、状況が変わりつつあると感じています。
仮設住宅の住民を支援 高木聡史さん「高齢化という問題は逃げられない。だんだんコミュニティーが縮小していくことを心配している。骨折したり施設に入ったりして公営住宅から抜ける」
益城町福富(ふくどみ)にある災害公営住宅では、24世帯のうち14世帯が65歳以上の高齢者が一人で暮らしています。地震の前は別の地区で生活していた人もいます。

――ここに入ったとき、周りの人は?
80代女性「全然知らない人、ほとんど知らない人だった」
民生委員の冨田幸子(とみた さちこ)さんは、一人暮らしの高齢者の孤立を防ごうと見守りを続けています。
民生委員の冨田幸子さん(65)「みんな行くところもない、誰も来ないって言う。どうしてる?って話ができるだけでも違うかなと思って。」