青森山田サッカー部、黒田剛(くろだ・ごう)・監督が、J2町田ゼルビアの次期監督就任決定の発表を受けて、青森テレビにコメントを発表しました。約30年の間に青森で培った経験と青森を思う気持ちが綴られています。

この度、2023シーズンよりFC町田ゼルビアの監督に就任することになりました。約30年間、青森山田にお世話になり、高校サッカーというステージでここまで精一杯頑張って参りました。年齢も50歳を過ぎ、監督の引き継ぎを考えていた中で、今回、FC町田ゼルビアからトップチームの監督として、大変ありがたいオファーをいただきました。慣れ親しんだ青森の地を離れること、選手、スタッフと離れることはとても辛く苦しい選択ですが、自分自身、人生最後のチャレンジと捉え、覚悟をもって引き受ける決意をいたしました。私はこれまでプロの指導者としての経験はなく、無謀なチャレンジと言われるかもしれませんが、『全国で頑張っている高校サッカー指導者の価値をもっと高めたい!』『プロでもやれる!』ということを身をもって証明できればと思っています。また青森山田で長きに渡り培ってきた「勝者のメンタリティ」は、どのレベル、どのカテゴリーであっても失われるものではないと信じております。青森の方々には大変お世話になり本当に感謝しかありません。私がJリーグで活躍することによって、更に青森が盛り上がってくれることを心から願っています。もっと頑張って、もっともっと大きくなって、大好きな青森に帰ってきたいと思います。30年間、大変お世話になりました。温かいご声援、本当に有り難うございました。