「全土で愛されている」ギャング撲滅で権力握る大統領

ブケレ氏の大ファンだというマリアさん。自宅の壁には大統領の写真がたくさん飾ってあります。

ブケレ大統領を支持 マリアさん
「彼は本当に偉大で、エルサルバドル全土で人々から愛されています」

ブケレ氏を支持する理由は、孫娘の「誘拐事件」です。5年前、当時12歳だった孫のパオラさんが学校からの帰宅途中、同級生の母親によって連れ去られました。

マリアさん
「彼女は私たちが小さな商売を営んでいるのを見て、僅かな稼ぎを奪おうとしたのです」

同級生の家族はギャングの構成員で、身代金目当てでパオラさんを誘拐。薬で眠らせて監禁しました。その後、決死の覚悟でギャングのアジトに侵入したパオラさんの父親が、娘の救出に成功。

ギャングに誘拐された 孫・パオラさん
「ギャングは私を誘拐したとは一度も言いませんでした。外出はできず、アジトのような場所でした。今ここにいることを神に感謝しています」

――神様のおかげですね

マリアさん
「心から神に感謝します」