収まったには収まったけれど…

このような事態に対し、学校現場では学校同士で連携をとるようになりました。また硬軟織り交ぜた生活指導への見直し、教師と生徒の信頼関係の構築など、様々な対策が取られました。地域社会や保護者との連携も重視され、1985年頃から校内暴力は徐々に沈静化していったのです。

「暴力をもって暴力を制す」の是非などが論じられましたが、沈静化の理由はじつはハッキリしないところがあります。

しかし、その後、校内暴力の低年齢化や、保護者のモンスターペアレンツ化なども起き、学校教育はなかなか難しい隘路に入っています。