料理人を目指す高校生らが、平安時代から伝わる包丁と箸を使った伝統的な食の儀式を学びました。

まな板の上の鯉に包丁が入ります。おかやま山陽高校で行われた生間流式包丁の特別授業です。

魚に手を触れず、包丁と箸で龍などのめでたい形に盛り付けるもので、きょう(15日)は調理科の2年生45人が、和食専任講師の山本八朗さんのあざやかな包丁さばきを見て、平安時代から伝わる伝統儀式を学びました。
(調理科の生徒)
「初めて見たんですけど、すごい技術だと感動しました」
「できれば10年くらいかけてやってみたいというのはあります」
(おかやま山陽高校講師 山本八朗さん)
「せっかく学校で教える立場ですので、こういう儀式が、食の文化があるのを伝えたいと思います」

きょう披露された生間流式包丁は、大阪で開催中の万博で来月(5月)実演されるということです。