離島での救急医療 縮小に懸念
また、フライトドクターを務めた経験がある長崎大学病院の男性医師は、今回の事故で離島での救急医療が縮小しないか危機感を抱いています。
長崎大学病院 医師 太田黒崇伸さん
「医療搬送事業をより安全に進めていくことが我々残された側の使命だと感じています。今回は痛ましい事故でしたが、ドクターヘリや医療搬送事業を縮小したり中止したりすることは絶対あってはならないと思います。今回のことをきっかけに、より安全性に気をつけながら、さらに高い次元でこの事業を進めていくべきです」
離島での「命綱」となっているヘリコプターでの救急搬送。
事故の原因究明と安全に運航するための態勢づくりが急がれています。