道は突然途切れ… 自動車通行不能区間へ

その水路はしばらく県道と並走し、途中で昭和46年(1971年)に造られた「立梅隧道」へ水が流れていきます。一方、県道は狭い道から再びセンターラインのある道へと変わりますが、突然途切れ、草に覆われた自動車通行不能区間へと変貌。

未舗装でありながら、歴史が感じられる石積みの路盤になっています。歩いて奥へ進むと、切り通しと廃隧道が出現!

(道マニア・石井あつこさん)
「ここは、『立梅隧道』ができるまで使われていた旧水路」

現在の水路は「立梅隧道」を通っていますが、それ以前は櫛田川沿いに水路があり、途中この廃隧道を通って農地へ水を運んでいたそう。

かつての水路は県道745号に転用されましたが、「新たに国道368号が造られたことで県道の整備が進まず、自動車通行不能区間になったのでは」と石井さんは言います。

さらに進むこと5分。旧水路の廃隧道が連続して2つあり、その先は再び車が通れる道と繋がります。