宮崎県内で11日、45年ぶりに豚熱の感染が確認されたことを受け、県は養豚事業者らを集めた緊急の防疫会議を開きました。
県によりますと、都城市の用水路で死んでいた野生のイノシシから、11日、家畜伝染病の豚熱の感染が県内では45年ぶりに確認されました。
これを受け、県は、12日、養豚事業者らを集めた緊急の防疫会議を開き、野生動物の侵入対策や農場入り口での消毒など、防疫対策の徹底を呼びかけました。
(みやざき養豚生産者協議会・長友浩人 会長)「正直もう、かなり驚いております。基本、殺処分しないように今精一杯努力しようというのがまず年頭にあるんですが、最悪のことも一応、考えた上で行政の方としっかり進めたいと思っております」
死んだイノシシが見つかった地点から半径10キロの区域では97戸の養豚農場でおよそ17万4千頭を飼育していて、県は、この区域を「感染確認区域」として、イノシシの捕獲を強化するほか、豚熱ワクチンの緊急散布を行うことにしています。














