20日のプロ野球ドラフト会議でオリックスから5位指名を受けた富島高校の日高暖己(あつみ)投手。
ドラフトから一夜明け、日高投手が改めてプロへの抱負を語りました。
オリックスから5位指名を受けた富島高校の日高暖己投手。
甲子園のマウンドより緊張していたということで、名前を呼ばれた瞬間は、ほっと笑みがこぼれました。


(富島 日高暖己投手・3年)
「現実じゃないというか、本当にほっとしました。高校生なので元気いっぱいな姿を見せたい。まずは、山本由伸投手を超えられるようなピッチャーになりたい」

(富島 濱田登監督)
「日向市民をはじめ、いろんな人たちに応援してもらえるような、そういう選手になってほしい」

20日は、チームメートたちも喜びを爆発させました。


日高投手とバッテリーを組んだ日柳 永遠(ひやなぎ とわ)選手は、日高投手のグローブを持って、その瞬間を待っていました。
(富島 日柳永遠捕手)
「きょうは部屋が別だったが、『みんな見守っているよ』という意味でグローブを持っていた」
(富島 高橋正道元主将・3年)
「暖己選手が選ばれたのは本当にうれしいし、そういう所に立ち会えたことに暖己には感謝している」


(富島 日高暖己投手・3年)
「苦しい場面もあったが、仲間がいたからここまで来られたから感謝したい」」

そんな日高投手、緊張もほぐれ、こんな話も・・・
(長瀬真希スポーツキャスター)
「少し緊張も和らいで、お腹も空いてきた?」
(富島 日高暖己投手・3年)
「緊張がほぐれたので少しずつ空いてきた。特別なものじゃなくていいので、いつも通りのお母さんのご飯が食べたい」
(長瀬真希スポーツキャスター)
「お母さんのご飯で一番好きなものは?」
(富島 日高暖己投手・3年)
「カレーです」



(母・リカさん)
「きょうはいつも通りカレーを作ってます。カレー好きなので。指名がかからなくてもカレーがあればいいかなと思って」

家族愛あふれる日高一家。父・大介さんも息子を祝福しました。
(父・大介さん)
「ただただ、ほっとしました。感謝です。本当に。野球を続ける限りは、野球を好きであってほしい。それだけ」


指名から一夜明けた21日、日高投手は学校のホームルームで感謝の言葉とプロへの抱負を語りました。
(担任でもある 富島・濱田登監督)
「みんなのクラスメイトの日高暖己がオリックス・バファローズのドラフト5位指名。せっかくだから、日高暖己本人からきのう一晩明けてどうだったか」
(富島 日高暖己投手・3年)
「みんなの今までの支えがあってなれたと思うのでこれからもみんなの応援に応えられるような選手になっていきたい。応援よろしくお願いします」


クラスメートからは、あたたかい拍手が贈られました。
(富島 日高暖己投手・3年)
「まだ実感はない。次の舞台に行けることになったので、気持ちを一から、体も一から作っていきたい」

幼いころからの夢をつかみ取った日高投手。次はプロのステージで新たな挑戦が始まります。