4月10日の「よい戸の日」に合わせ、大分県臼杵市にある「旧臼杵藩主稲葉家下屋敷」で修理・点検が実施されました。

全国建具組合連合会では4月10日を語呂合わせで「よい戸の日」に制定していて、木製建具の状態を見直す機会にしています。

これに合わせて臼杵建具組合の企業4社が10日、国の有形文化財に登録されている旧臼杵藩主、稲葉家下屋敷で無償の修理と点検を実施しました。稲葉家下屋敷は1902年に建築されていて、参加者が金づちなどを使って雨戸の立て付けを調整しました。

(臼杵建具組合・芋岡賢組合長)「雨戸があまりスムーズに閉まらなかったので、そういうところを修繕しました。臼杵市にはこういった古い建物がたくさんありますので、この文化財を守るために、こういった活動を続けていきたい」

臼杵市は「ゴールデンウイークなどを契機に多くの人に歴史的な文化財を見てほしい」としています。