今回の「お天気タイムマシン」のテーマは「黄砂」です。厄介者として取り上げられることの多い黄砂ですが、実はいろいろと役に立っていることもあるみたいです。(アーカイブマネジメント部 萩原喬子)

黄砂が飛来すると一面霞んだような景色に

今年(2025年)3月26日に黄砂の飛来が確認されました。東京スカイツリーに設置されているカメラで都内の様子を見てみると、高層ビル群がほとんど見えない霞んだ状態になってしまいました。

黄砂によって都内のビル群が霞んで見えています。

気象庁によると黄砂が飛来している日、5km先が霞むと車や洗濯物に砂の付着が目立ち始め、2km先が見えにくくなると航空機の離着陸など交通機関への影響が出始めるそうです。

黄砂の濃度と視程。5km先が見えなくなるとさまざまな影響が出始めます。(出典:気象庁ホームページより)