アメリカのトランプ大統領が「相互関税」の一部を90日間停止すると発表し、日経平均株価は一時2800円高と大幅に値上がりしています。

トランプ大統領の発言に毎日振り回される株式市場。未明の驚きの発表にきょうはやや明るいムードです。

「違いますよ、ガラッと変わってきましたから。きょう日経平均2500円ぐらい高い」
「関税の90日停止というところが、かなりインパクトを与えてまして」

東京市場は朝から全面高の展開で、日経平均株価は一時2800円以上、値を上げる場面もありました。

未明に、アメリカのトランプ大統領がいわゆる「相互関税」の一部を90日間停止すると発表。報復関税の応酬で世界全体の景気が下押しされるとの懸念が和らぎました。

円相場がきのうより3円ほど円安方向に動いたこともあり、これまで大きく売り越されていた半導体や自動車などの輸出関連株が買われました。

結局、午前はきのうより2639円値上がりして取引を終えています。

ただ、市場関係者は「過度な悲観が和らいだだけ」と話していて、市場では警戒感がいまだくすぶっています。