備蓄米 毎月放出でコメ不足解消?業者「価格に反映させられない」
9日江藤農林水産大臣は…

江藤拓農林水産大臣
「上昇したコメの価格を落ち着かせるため、夏まで毎月政府備蓄米の売渡を実施する。コメが足りないという状況は、備蓄米を放出することによって解消する」
本格的に新米が出回る前の7月まで毎月、備蓄米を放出することを明らかに。その上で、再来週には3回目となる10万トンの入札を行うとしました。
政府は、すでに備蓄米を2回にわたって合計21万トン放出していますが、なぜコメの価格は下がらないのでしょうか?
7日、広島・東広島市の卸業者のもとに、3月に行われた第1回入札の備蓄米がようやく届きました。
この業者が買い付けたのは40トン。ブレンド米として弁当店や外食店に納品すると話しますが、その価格は…

食協 武信和也社長
「月に何千トン使う中のこの10トンですから、値段は下がらないですね。弁当屋さんに持って行っても1~2%入るかなくらいのこと。価格に反映させられない」