吉村知事は、きょうの定例記者会見で、4週連続で最高値を更新している県内レギュラーガソリンの平均小売価格について「県民の生活に大きな影響が及ぶ」との認識を示しました。
資源エネルギー庁によりますと、今月7日時点での県内レギュラーガソリンの平均小売価格は、前の週より70銭上がり193円50銭と、県内の最高値を4週連続で更新しています。
全国で見ても鹿児島県と高知県に次いで全国3番目の高さとなっています。
きょうの定例記者会見で吉村知事は、ガソリン価格について「車を使わないとなかなか移動できないというのが山形。ガソリン価格(上昇)は県民生活に大きな影響が及ぶ」と述べました。
しかし吉村知事は、ガソリンそのものに対する県としての対応は難しいとし、物価高騰対策の一つとして解決策を見つけていきたいと話したものの、現時点で具体的な対策はないとしました。
国の動きとしては、自民・公明の与党と国民民主党がガソリン価格を今年6月から来年3月までの間、一定額引き下げる方針で合意していますが、車社会・山形県のトップとして吉村知事が今後どのような動きを見せるのか、注目されます。