■MLB ナショナルズ 8ー2 ドジャース(日本時間9日 ワシントンD.C./ナショナルズ・パーク)

ドジャースはナショナルズに完敗で、今季初の3連敗。直近3戦で22失点と失速。ナショナルズ22歳のJ.ウッドに2発の2ランを浴びるなど前半から8失点と苦しんだ。大谷翔平(30)は第5打席でヒットを放ち、5打数1安打。打率は.311から.300に。

ワシントンは気温7度と冷え込む中、レフトから一塁側に強い風が吹き、試合は今季初登板のJ.ロブレスキー(24)が初回にウッドに2戦連発の先制2ランを被弾。3回には押し出し四球からタイムリーを許し、序盤で0-5とリードされた。さらに4回には、ロブレスキーがウッドに再び2ラン(4号)を浴びるなど大量8失点。

大谷はメジャー初先発のブラッド・ロード(25)を相手に、初回はフルカウントからインコースのストレートにバットが空を切り、同じく先頭で迎えた3回はカウント0-2からスライダーにあっけなく空振り三振。

5回はA.パヘス(24)が今季1号(ソロ)で1点を返すと、1死無走者で迎えた大谷の第3打席は3番手O.リバルタを相手に、追い込まれてから4球目のチェンジアップを叩くも二ゴロに倒れた。

7回の第4打席は1死一塁の場面で、同じくリバルタに対し、初球のシンカーを振り抜いたが、浅いフライの左飛に打ち取られた。8回はE.ヘルナンデス(33)の4号ソロをマークし2点目。先頭で迎えた大谷の9回の第5打席は、4番手ラトレッジの4球目カットボールをライト前に運び、ようやく1本が出た。

前日は4号2ラン、今季初三塁打を含む3安打の固め打ちで、打率も.311と3割台に上昇。“サイクル王手”の活躍も、この日は2試合連続ヒットをマークしたが、序盤は2三振と苦しんだ。先発ロブレスキーは5回8失点で黒星。

ドジャースは前カード、ポストシーズンのライバルでもある強豪フィリーズを相手に、敵地で1勝2敗。大谷のサヨナラ本塁打(3日のブレーブス戦)も飛び出して開幕8連勝と絶好調だったが、フィリーズ戦のあと、前日もナショナルズに敗れて今季初の3連敗に。F.フリーマン(35)、サイ・ヤング賞左腕のB.スネル(32)のIL入りなどもあり、シーズン序盤で2カード連続の負け越しと、最初の踏ん張りどころを迎えた。