「こどもでぱーと」開業の狙い

――これまでは都市部での「オフィス賃貸事業」のイメージが強かったが、なぜ住宅地で、さらに子どもをターゲットにしたビルを?
『ヒューリック』西浦三郎会長:
「やはりお客様のニーズに応えることが非常に重要。今30代後半から40代の夫婦は、75%以上がダブルインカム(共働き)でお金もあり、国や都・区からの支援や、祖父母からも1500万円まで無税で教育資金を贈与してもらえる。そこで色々習わせたいという時に、共働きだとあちこち連れて行けないわけで、“この建物だったら全部そこで完結する”、そこを狙った」
すでに、自由が丘・渋谷・麻布・本八幡(千葉・市川市)でも物件を購入し一部は工事に入っているというが、少子化で「子どもビジネスは先細り」との懸念はなかったのだろうか。

西浦会長:
「普通はそう考えてしまうが、何か工夫することで<こどもでぱーと>のような商売が成り立つという形になるのかもしれない」