なぜ「子育てに特化した」ビルを?

古いビルを新しく建て替えて賃料を上げ、収益を伸ばしているヒューリック。
4月には、東京のJR中野駅から徒歩2分のところに、子育てに特化した新たなビル「こどもでぱーと中野」を開業した。

地上9階建てで、▼カフェ▼小児科▼学童保育▼運動教室▼個別進学塾▼幼児教室▼英会話教室などのテナントが入る。
ヒューリックでは、この「こどもでぱーと」を、2029年までに首都圏で20棟展開する目標だ。

『ヒューリック』西浦三郎会長:
「子どもが減っていくことにより1人に対する注力がもっと進むのではないか。勉強もさせたい、スポーツもさせたい。1か所でできることは親にとっては安全」

習い事や塾などをビル1棟にまとめることで、保護者の送迎などの負担を軽減させる狙いだが、テナント側も「こどもでぱーと」の可能性に期待を寄せる。

『コナミスポーツ』北條健太郎さん:
「学童保育に通っている最中にコナミスポーツで運動する。十分、顧客のニーズに応えられる」

『リソー教育』(個別進学塾運営)石田 大さん:
「子どもの可能性・興味を広げる第一歩として、こどもでぱーとの存在価値は非常に大きい」