■外国人区間も強力な三井住友海上&豊田自動織機
三井住友海上が「優勝」(鈴木尚人監督)を明確に目標として掲げている。新人の西山未奈美(22)が学生時代から専門としてきた3000m障害で日本選手権3位。今季は1500mと5000mも加えた3種目で自己新をマークし、三井住友海上のエースといえる存在に成長した。おそらく1区か3区を任されるだろう。
そして4区のインターナショナル区間にカマウ・タビタ・ジェリ(22)を起用できることが有利に働く。「3区まで20秒差ならタビタで抜け出せる」と、鈴木監督も全幅の信頼を置く。そして選手層が厚く、4区のタビタ・ジェリの爆発力を生かすことができるチームになっている。
豊田自動織機も4区のヘレン・エカラレ(23)を生かすチームになった。田中はエントリーされていないが、川口桃佳(24)が頼れるエースに成長した。メインの5000mで15分20秒台を3回出しただけでなく、10000mで日本選手権4位と健闘。3区で他チームのエースに対抗できる。
後藤夢(22)の入社も大きい。田中と同走することが多いので目立たないが、3000mでは8分49秒65まで記録を伸ばした。2区で力を発揮するのではないか。
1区で出遅れても2、3区と追い上げて、4区でトップに立つ可能性は十分ある。
九電工とユニクロがダークホースに挙げられている。九電工は逸木和香菜(28)と林田美咲(22)が好調で、4区にジェロティック・ウイニー(22)がいる。宮田梨奈(22)が復調すれば1位通過候補だ。
ユニクロはベテランの吉川侑美(31)が引っ張り、移籍加入の平井見季(26)が5000mで15分20秒台と強力な新戦力となっている。水口瞳(26)が5区を走れる状態になっていれば、勝負に出られるチームだ。
上位チームのトラックの記録は、過去最高レベルに上がっている。今年のプリンセス駅伝は激戦必至といえそうだ。
(TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター)
※写真:2021年プリンセス駅伝のエディオン・萩谷選手














