未着用は死亡率が4倍に
こちらは自転車で転倒した際の影響を計測する実験映像。
止まった状態から転倒しても頭を強く打つことが分かります。
これが自動車とぶつかった場合、ガラスやボンネットに激しく衝突したのち、地面にたたきつけられ、頭部に大きな衝撃がかかっているのが分かります。
また、こちらは、小さな子供が自転車で転倒した際の実験映像です。
ヘルメットを着用していた場合、頭部や脳の損傷を表す目安の数値は288になりました。
この数値は、幼児の場合570以上で頭蓋骨を骨折、700以上で死亡する可能性があるといいます。
一方、ヘルメットを着用していない場合、この数値は888となり、非常に危険な状態であることが分かります。
福岡県警によりますと、自転車の事故で亡くなった人の半数以上が頭部に致命傷を負っていて、ヘルメットを着けていない場合、死亡する確率が着用時の約4倍に高まるということです。
柏陵高校 生徒指導主事 村尾匡輔 主幹教諭
「生徒一人一人の自転車通学生は特にですが、安全第一を守れるようにみんなで協力して、呼びかけを中心に行っていきたいと考えております」
福岡県警によると、高校生の自転車事故は2024年7月から9月の3か月間で118件発生していて、そのうち約半数の58件が登下校時に発生。
改めて注意が必要です。














