あれから5年「病院だけが取り残され…非常にショック」

あれから5年。コロナ以前の生活が戻る中「病院だけが取り残されている」と訴える人がいます。アメリカで暮らす鈴木智草さん。去年1月、日本に住む80代の父・道雄さんが体調を崩して救急搬送され、都内の病院に入院。面会しようと病院に連絡をとると、コロナ禍にとられた面会禁止の対応が続いていたのです。

(鈴木智草さん)「病院にはね返されるとは思っていなかった。非常にショックでした。面会が一切禁止の病院だったんですね。週一回でもなくて、全ての患者さんに対して面会謝絶している病院で」

最後の会話はビデオ通話越しに『バイバイ』父に会えなかった女性

諦めきれず帰国して病院に向かいましたが「例外は認められない」と父に会うことは許されませんでした。約1か月後、道雄さんの病状が悪化、家族に看取られることなく亡くなりました。

(鈴木智草さん)「ビデオ通話で手を振って、バイバイって言って。それが最後になりましたね、父と話をしたのは。なぜ面会がそこまで制限されなければならないのか。患者と家族をこれほど距離を置かせる医療の体制はおかしい」

近畿圏内の7割の病院で続く面会制限

面会制限を続けているのはこの病院だけなのでしょうか。MBSが取材すると近畿圏内にある300床以上の病院の約7割で面会の時間を15分や30分以内としたり、面会を家族に限定するなどの制限が今も続いていることがわかりました(今年1月末時点)。

コロナ前にもインフルエンザの流行などで面会制限を設けていた病院はあるものの、ここまで長期間にわたってその措置を継続しているのは初めてのこと。