任期満了に伴う佐久市長選挙が6日告示されました。
立候補したのは届け出順に、現職の柳田清二さん55歳と、新人の草間重男さん75歳のいずれも無所属の2人です。
現職と新人、それぞれの訴えです。
現職の柳田清二さん55歳。
市議や県議を経て2009年の市長選で初当選。
前回の選挙では、無投票で4選を果たしました。
柳田候補:「将来においても安定的な医療人材、看護人材を佐久地域に輩出していくこと、これが市長として、そして佐久市行政としての大きな使命であると認識しているところ」
安定して看護人材を確保するために、市内の看護師養成学校の支援を強化すると話す柳田さん。
柳田候補:「看護人材、医療人材への不安が生じている現状において、自分自身が闘病生活、リハビリ生活をする中、将来においても看護人材を安定的に供給していくことが何よりも必要と」
このほか、今年度に完成予定の子育て支援施設を活用し保育環境を充実させるとしたほか、八ケ岳連峰周辺の自治体や民間団体と連携して、観光振興を図るとしています。
去年9月に脳内出血でおよそ3か月間入院し、杖をつきながらの選挙活動ですが、市政運営には影響がないと強調します。
柳田候補:「1月6日から現場復帰をしているが、日程は通常通り行っている。沖縄や東京への出張も予定通り行っている。自分自身市長職に耐えられる体力、判断力であると判断している」
新人の草間重男さん75歳。
電子機器製造会社や福祉施設で勤務し、2004年の小諸市長選挙や2022年の知事選などに立候補し、いずれも落選しています。
草間候補:「佐久市には地域おこしの資源がたくさん眠っている。大変残念ながら佐久平駅一極に集中してしまって、例えばこの望月はある意味置き去りにされています」
佐久平周辺の一極集中を見直し、市民から積極的に意見を募り旧町村部の地域おこしを行っていく必要があるとする草間さん。
草間候補:「一極集中によって佐久市は全国から注目されるまでになったけど、その反面として望月や浅科とか柳田さんの打つ手がいきていない」
また、現職の柳田さんの健康状態には不安があると主張。
市政運営では副市長に市の女性中堅職員を登用し、OBOG、県職員、民間人材などの力を結集すると訴えます。
草間候補:「柳田市長がこのような状態の中で、市長に頼るのではなく市民が主体となって参加して新しい輝く20年を作っていこうではありませんか」
佐久市長選挙は今月13日に投開票が行われます。
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