電気自動車のバッテリーの素材を生産する、化学メーカーが北九州市に工場を建設することになり立地協定が結ばれました。

大阪に本社がある化学メーカー「日本触媒」と北九州市は7日立地協定を結びました。
日本触媒は、電気自動車に使うリチウムイオン電池の素材を生産する工場を北九州市若松区の響灘地区に建設します。
この素材は「日本触媒」が製品化した「イオネル」と呼ばれるものでリチウムイオン電池の寿命を1.6倍に伸ばし、蓄電できる容量も増えるということです。工場の投資額は375億円で、国内の電気自動車関連企業に供給する方針です。
日本触媒 野田和宏 社長
「港があり空港があり新幹線が通っていて高速もあり、工場の立地がしっかりと用意されている。即決に近い形で、『ここだ』と言うくらい条件がそろっている」
新たな工場は来年1月に着工し2028年7月から稼働する予定です。