「D判定にショック」視力が急に落ちた
長崎市内に住む小学4年生の兄弟は、ゲームが大好き。1日1〜2時間は遊ぶそうです。母親は、学校の視力検査でいきなり「D判定(0.2以下)」になったことにショックを受けたといいます。
母親:
「学校の視力検査で、いきなりD(0.2以下)判定をもらってきたんです。それまでずっとAだったので本当にショックで…。ゲームをさせすぎたのかな、と自分を責めたりもしました」
スマホ・ネットが欠かせない子どもたち
現在、10歳以上の子どもでは半数以上が「自分専用のスマートフォン」を持ち、高校生ではほぼ全員が所持しているのが現状です。

インターネットの平均利用時間は、小学生で約4時間、中学生で5時間、高校生では6時間を超えています。調べ物や学習のために使う場面も多くあり、一日を通してデジタル機器に向き合い、目への負担が大きい時間が長く続いている子どもも多いと考えられます。

視力低下を防ぐには?3つの生活習慣がカギ
中村医師や県の眼科医会は、視力低下を防ぐには日常生活の中での工夫や心がけが何より大切だと指摘しています。
▶ 20分ごとに20秒、遠くを見る
スマホやパソコンなどの画面を長時間見続けないこと。定期的に遠くを見て、目の緊張を和らげるのが効果的です。
▶ 正しい姿勢と距離を保つ
背筋を伸ばして深く腰掛け、画面との距離を適切に保ちましょう。目線はできるだけ画面と垂直になるよう意識します。
▶ 外での活動を増やす
近視の原因のひとつに「外遊び」の減少も指摘されています。近視の予防には日光にあたり、外で遊ばせることが最も近道かつ確実な方法とされています。(日本眼科医会)