過酷な減量…改めて感じる母の偉大さ

プロデビュー戦まで2週間。この日のトレーニングメニューは、福岡市近郊の神社で階段ダッシュ。蒼井選手が一番キツイという下半身強化のメニューです。

階段ダッシュ「ハアハアハアハア」

息子・蒼井玲「ボクシング中心の生活、ボクシングを軸に回っています」

母・葉月さな「(ふくらはぎが)唐揚げのチューリップみたい(笑)」

プロになって半年、身体もだいぶ仕上がってきました。

残された課題は、「体重」です。

息子・蒼井玲「絶望的に気力が湧かなくて何も…エネルギーがないんでしょうね…体の」

規定体重57.1kgに対し、まだ60.9kgと、試合前日の計量までの約10日間で、体重を4kg近く落とさなければなりません。

体も仕上げつつ、栄養摂取も必要です。この日は、ジムの近くにあるお店を訪れた2人。美味しいイタリアンのお店ですが、2人が頼んだのは、「サラダチキン」です。

記者「今一番大変なのは」

息子・蒼井玲「減量です」

(一口食べて)「美味い!」

記者「足りた?」

息子・蒼井玲「全然足りないですね…あと35皿くらいはイケます(笑)」

※2015年4月
息子・蒼井玲「お母さんに!乾杯!」

今から10年前、減量中の母の隣で、当時13際の蒼井選手は…

母・葉月さな「美味しい?」

息子・蒼井玲「ハフハフ、うん!オイヒイ!」

記者「当時は、減量中の母の目の前でたこ焼きを…」

息子・蒼井玲「自分だったらむちゃくちゃふてくされてると思います。母ちゃんは『自分よりも周囲の人』って人なので…かっけえなって思います、うん。」