まもなく宮城県内でも備蓄米がスーパーなどの店頭に並ぶ見込みです。
高騰が続くコメの価格は今後、下がっていくのでしょうか。
仙台市内のスーパーを取材しました。
玉置佑規キャスター
「仙台市内のこちらのスーパーでは備蓄米の放出を受け、お米売り場は商品が充実しています」

仙台市宮城野区のみやぎ生協幸町店では、4日午前の時点でコメ売り場に10種類ほどのコメが並び、品切れになっている商品はありませんでした。

農水省が発表した最新のコメの価格では、3月17日から23日に全国のスーパーで販売された5キロあたりの平均価格は4,197円と12週連続の値上がりとなり、2024年の2倍以上という高値が続いています。

このため政府はコメの価格の安定に向けて備蓄米を3月に14万トン、さらに4月1日に7万トンと計21万トンを放出しました。
備蓄米の放出で全体の流通量が増えていて、みやぎ生協幸町店でも売り場には、数種類のコメが豊富に揃っていました。
こうしたなか4月に入って価格もやや下がってきたといいます。
コープ東北・今野一彦 店舗商品本部長
「一部の商品では2月、3月はコメの値段が上がり続けたが、その頃と比べると100円から200円ぐらい下がっている商品もある」
この現状に売り場を訪れた消費者はー。
消費者
「できれば備蓄米が出回って、少しでも家計に優しくなればいいと思う」
「備蓄米はあまり期待はしていない。1年以上置いたコメをそんなに食べたことがないので不安」
「安くなるなら大歓迎。最近1人暮らし始めたばかりなのでコメを買うのは2回目だけど結構高いなと思って買っている」
まもなく県内でもスーパーなどの店頭に並ぶ見込みの備蓄米。
高騰を続けるコメの価格は今後、下がっていくのでしょうか。
コープ東北・今野一彦 店舗商品本部長
「今後、全国的に備蓄米がいろんな銘柄、いろんな形で入荷すると思う。その中で令和5年産米のブレンド米として入荷することもある模様。そういったコメが出てくればさらにお買い求めいただきやすくなると思う」

備蓄米放出により価格などに効果が表れない場合、政府は追加の放出をする考えです。