35年の歴史ある喫茶店で“理想の出会い”

多治見市内にあるレトロな喫茶店。マスターの深萱英史さんは71歳。体調不良に悩まされていて、3月いっぱいでの閉店を決めていました。

(深萱さん)
「手足がしびれて文字が書けない。だからフライパンが持てないし、とてもじゃないけど(店を)続けられない」

店を閉じた後どうするかは白紙でしたが、「地域を思ってくれる人に次を託したい」と思い立ち、さかさま不動産で理想の借り手に出会ったのです。

平成元年に開業し、長く地域に愛されてきたマスターの店。店の味わいはそのまま残し、田口さんは9月のオープンを目指します。

(深萱さん)「本当に色々あって、あっという間の35年」
(田口さん)「これからスタートです、私は」
(深萱さん)「引き続き35年」

ところが、最後の営業日。店にマスターの姿はありませんでした。