人口減少を背景に増え続ける空き家。それをユニークな発想で再生する取り組みがあります。人の思いをつなぐ空き家活用とは。現場を取材しました。

20年で160万軒増加した「空き家」

日本全国で増え続ける空き家。放置されている物件は今や385万軒。この20年で160万軒も増えました。人口減少で「ダブつく」家。それをユニークな発想で再活用する取り組みがあります。

4月1日、名古屋市南区の路地裏にオープンした駄菓子屋さん。店長の大矢康子さんは保育士で3人の子どものお母さんです。子育てで孤独を感じたことをきっかけに地域でつながれる居場所を作ろうと、築67年の空き家を借りて、この店を始めました。

アイデアを思いついた時、困ったのが物件探し。地元で安い空き物件を探しましたが、その情報がなかなか見つかりませんでした。