10人に1人に起こるともいわれる「産後うつ」。
育児疲れや人とのコミュニケーションをうまくとれない中で孤立するママたち。『ゆるゆる』はこうした人たちを専門のスタッフが支える仕組みを作っているのです。しかし、課題もあります。

2月、『ゆるゆる』のスタッフは新潟市秋葉区の精神科クリニックを訪れました。
【ゆるゆるのスタッフ】
「『ゆるゆる』のチラシを持ってきたので。また待合室のところに置いておいて頂けたらと思って。月に1回居場所をやっているので、もし患者さんがいれば紹介してもらえればと」

『ゆるゆる』はすべてのママを受け入れる形はとっていません。それは必要な人に必要な居場所を提供したいというスタッフの思いがあるからです。
しかし、この居場所の存在が多くの人に知られることがなければ、必要な人にも情報が届かないというジレンマもあります。
【ゆるゆるのスタッフ】
「やっぱり少人数で、なかなか人には聞かれたくない相談とかを抱えている方に来てほしいので、広めたいような、広めたくないような… 本当に必要な人に届いてほしいなと思っています」

チラシを置いている、ささえ愛よろずクリニックは『ゆるゆる』の活動の重要性を理解しているクリニックの一つです。
【ささえ愛よろずクリニック 今村達弥院長】
「『ゆるゆる』は貴重な組織というか、運動というか、そういう風に認識しています」