「動画アプリを見るだけで報酬がもらえる」などという動画をきっかけに、高知県の30代の女性が24万円をだまし取られました。

3月24日、高知県幡多郡の30代の女性が動画アプリを閲覧していると「動画アプリを見るだけで報酬がもらえる」などといった内容の動画を見つけ、URLをクリックしたところ「玲美」というSNSのアカウントが登録されました。

「玲美」はやり取りの中で「メンター高橋莉奈」という別のアカウントを紹介。「メンター高橋莉奈」は「動画アプリの画面をスクリーンショットし、写真を送ると報酬が発生する」などと指示し、女性が数枚の写真を送ったところ実際に報酬が振り込まれたということです。

また、資産運用に関する連絡もあり、指定された口座に現金を振り込んだところこちらも実際に収益が振り込まれたといいます。

しかしその後、「高額報酬課題は90分で設定されているが現在大幅に時間を超過している」「タイムアウトの違約金としてサービス料を納めなければならない」「納付手続きが完了すると違約金が返金される」などのメッセージが送られてきて、女性は指示に従って合わせて24万円を振り込みだまし取られたということです。

高知県内での今年の特殊詐欺の被害額はおよそ1億431万円にのぼっています。