防衛省は宮崎県新富町の新田原基地に今年度、配備予定の戦闘機F35Bについて、地元の区長に対する説明会を開きました。
説明会では、垂直着陸訓練を行うと方針転換をしたことを巡り、区長から厳しい意見が相次ぎました。
防衛省は、今年度、新田原基地に配備されるF35Bの垂直着陸訓練について、緊急時を除き行わないと説明してきましたが、2月、一転して夜間も含めて実施するとの方針を示しました。
こうしたなか、防衛省は、3日、新富町の区長会で方針転換した理由や騒音などについて説明しました。
このあと、区長らからは「以前の説明会の内容と全く違う。誰を信用すればいいのか」「到底受け入れることはできない」など、厳しい意見が相次ぎました。
これに対し、防衛省の担当者は「これまでの説明と違うというのはその通り。厳しい内容を説明していることは重く受け止めている」と答えました。
(参加した区長)
「約束事を守ってほしいですよね。信頼関係、信頼関係と言っていますけど、言ったことを最後に守ってほしい。なんで途中にこんな重大な変更が変わるのか、分からないですよ」
「前の時の説明と全然違ったので、不信感がありますよね」
(防衛省整備計画局防衛計画課 下 幸蔵 企画官)
「持ち帰らせていただいて、しっかり防衛省として受け止めて、まさに夜間も含めてどういった対応ができるかというのは、しっかりと考えたいと思っております」
新富町は「防衛省は計画の甘さがあったことは真摯にうけとめるべき。これ以上の騒音の悪化は受け入れがたい」としています。
垂直着陸訓練は通常の訓練に比べて騒音が激しいと言われていますので、住民からすれば生活に直結する問題です。
九州防衛局では、今月10日から13日にかけて、住民説明会を6回開催するということです。
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