JR飯山線の観光列車「おいこっと」が運行開始から4日で10年となります。
19日には10周年の記念イベントも予定されています。

おいこっとは、週末や祝日、夏休みなどに長野駅と新潟県の十日町駅の間を、1両または2両で1日1往復する観光列車で、北陸新幹線の金沢延伸と同じ年の2015年4月4日から運行が始まりました。


外観は、「ふるさと」や「おばあちゃんの家」を連想させる茅葺き屋根の民家のふすまや障子などをイメージしていて、内装も「おばあちゃんの家」のような懐かしさを感じさせる古民家風のデザインが施されています。

また、おいこっとのネーミングは、乗客に田園風景や山などの田舎の風景をイメージしてもらおうと、東京の真逆にあるという意味で、「TOKYO」の英語表記を反対にした「OYKOT」をひらがなにしました。


JR東日本では、運行開始から10年になることを記念して、4月19日に「10周年記念号」を運行することにしていて、午前9時50分から飯山駅で、長野県のPRキャラクター「アルクマ」と、おいこっとの記念撮影や、アルクマが出発の合図をするなどのイベントが開かれます。

また、車内では沿線の自治体による、おにぎりの振る舞いや、語り部による民話の披露なども行われます。

なお、おいこっとに乗るには事前に指定席券を購入する必要があります。