5000人余りの新入生が希望を胸に新たな一歩です。東北大学の入学式が仙台市内で開かれ、新入生たちが新たなキャンパスライフをスタートさせました。

仙台市太白区の仙台市体育館で開かれた東北大学の入学式。10の学部に学部生2509人、15の研究科などに大学院生2548人の合わせて5057人の新入生が入学の日を迎えました。

冨永悌二学長は、東北大学が国際卓越研究大学の第1号に認定されたことに触れ、「これまでの伝統と実績を基盤に、世界の高みを目指さなければなりません。東北大学は皆さんが目指す未来に寄り添い、すべての可能性を提供します」と歓迎しました。

新入生代表 農学部佐藤空さん:
「ここに集う私たちはみな、異なる経験や志を持っています。多様性があるからこそ、新しい力が生まれます。分野を超えて語り合い、高め合い、世界に伍する研究の担い手となりましょう」

真新しいスーツに身を包んだ新入生たちは、看板の前で家族や友人と写真を撮るなどして、新たな門出を祝いました。

新入生(医学部):
「受験勉強を頑張って東北大の前に立てたことがうれしくて、親にも誇らしい気持ち」

新入生(法学部):
「勉強もそうだが、人間関係を広く持ってサークル活動もして、その後につながる人間関係を築けたらと思う」

新入生(医学部):
「将来の夢は外科医なので、手術の腕を高められるように、医学部6年間を頑張ろうと思う」

新入生は今後、オリエンテーションなどに参加し、8日から講義に臨みます。