大地震の発生を受け、ミャンマーの内戦は一時的に戦闘停止となりましたが、軍事政権が自らの支配地域以外に救援活動が及ばないようにしているとの指摘が出ています。

先月28日に起きたミャンマー中部を震源とする大地震では、犠牲者が3003人に達しました。

甚大な被害を受け、クーデター以降、激しく交戦していた軍と民主派武装勢力などの双方がきのうまでに戦闘の一時停止を発表しています。

一方で人権団体などは、軍が支配する都市部以外に支援物資が行き届かないよう、妨害していると指摘しています。

記者
「いま、私はマンダレーにいますが、この先は戦闘地域に近づくため、軍が検問を強化しているということで、救援車両なども渋滞しています」

マンダレーに隣接するザガイン管区など戦闘地域の周辺は、被害の正確な把握もできておらず、孤立している状況です。