福島県内では、頬や手足に発疹が出る「リンゴ病」の感染が流行し、依然として警報レベルが続いています。新生活のシーズンで人の流れが活発化する中、感染症への警戒が必要です。
県によりますと、3月24日から1週間で県内48の医療機関で確認された伝染性紅斑・いわゆる「リンゴ病」の感染者は、1医療機関あたり1.90人と、前の週から増え、依然として警報レベルが続いています。
地域別にみると、県中が4.80人と最も多く、次いで会津が2.50人、福島市が2.43人などとなっています。

飛沫感染や接触感染を感染経路とするリンゴ病は、頬から手足などに発疹が広がり、風邪のような症状がみられます。
また、県内のインフルエンザの感染者は1医療機関あたり3.07人と、前の週と比べて減りましたが、インフルエンザB型が増えているということです。
新生活シーズンを迎え、人の移動や会食の機会が増えることから、県では手洗いやうがいなど、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。