長野市のそば製造業者「山岸産業」が1日に事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったことがわかりました。

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、山岸産業は1924年の創業で、主に首都圏の百貨店やスーパーマーケットのカタログギフト向けに、自社ブランドでそばを製造していました。

またリンゴなどの贈答用果実、ジュースの販売も手がけ、2015年2月期にはおよそ1億8000万円を計上していました。

しかし、中元や歳暮などカタログギフト需要の低迷や競合の激化により受注量が減り、慢性的な赤字体質で財務面は債務超過に陥っていたということです。

アニメやゲームなどとのコラボ商品を開発してイベントに出品し、立て直しを図ったものの、黒字回復には至らず、事業の継続を断念しました。

負債は調査中ですが、およそ1億円だということです。