水源が乏しい地域でも安定して水道事業を行えるよう、効率化を図ります。

山口県の柳井地域1市4町の水道事業を経営統合した新たな広域水道企業団の開所式が1日、ありました。



水道事業が経営統合されたのは、柳井市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町の1市4町です。

水源が近くにない柳井地域は、広島県境にある弥栄ダムから水を引いているため、県内のほかの地域に比べ水道料金が高くなっています。

また人口減少で収入が厳しくなる中、水道施設の老朽化や災害対策など対応すべき課題が多くありました。

これまではそれぞれの自治体などで水道事業を運営していましたが、経営統合することで業務の効率化や安定的な人材の確保を目指します。

柳井地域広域水道企業団 井原健太郎 企業長
「新たな企業団として各自治体の英知も結集して、この地域で暮らす方々にしっかりと水を送り続けるという役割を果たしていきたい」



水道料金はこれまでと変わりませんが、今後、料金体系の平準化についても検討していくということです。