「空港を出てすぐにお出迎えしてくれている宮古島の有名人『宮古島まもる君』ですが、きょうは意外と知られていないその正体を明らかにしていきます!」


Qこれ知っていますか?」
地元の中学生
「まもる君。Qまもる君の印象は? 怖い、顔が怖いです。」
地元住民
「宮古島まもる君。24・5・6体、ちゃいます?」

さすがの認知度の高さ!島の有名人『宮古島まもる君』ですが一体どういう役割を担っているのでしょうか?

RBC宮古島通信員 大浦将人さん
「見守りとか、地域の交通安全とか防犯。宮古島を守ってくれるマスコット的な存在ですかね」

そう話すのはRBCの宮古通信員大浦将人(おおうら まさと)さん。宮古島のニュースを全国に届ける大浦さんに教えていただきました!

そもそも宮古島まもる君が誕生したのは1991年。宮古警察署の父と宮古島地区交通安全協会の母の間に5つ子で生まれました。



宮古島地区交通安全協会 砂川米子(すながわ よねこ)事務局長
「当時(島内で)交通事故が多発して重傷事故や交通死亡事故が増加したことで、従来の立て看板より交通安全の意識啓発の効果が期待できるのではないかという発想のもとに誕生しました」

交通安全を守るため立番勤務するまもるくんは島のあらゆるところに立っていて、その数なんと20体!

それぞれの特徴を探るべく、会いに行くことに。道先案内人はリアルまもる君です!

リアルまもる君
「こんにちは、『宮古島交通安全協会職員』兼『宮古島警察署交通課』の宮古島まもるです。宜しくお願いします」

リアルまもる君とともに、まずは狩俣にいる初代まもる君のもとへ。ちなみにまもる君にはそれぞれ愛称があり、ここにいるのは『すすむ君』です。

リアルまもる君
「平成3年8月5日に五つ子で誕生したうちの1人になります。1番優しい目をしているんですけども、ヘルメットの緑色のラインが優しさを際立たせているようなまもるくんになります」

市街地にある平良交番前で勤務しているのは、新人の『みつお君』です。

リアルまもる君
「紫外線対策がしっかりできていなくて、ちょっと顔がピンクっぽくなっていますね。後輩に日焼け防止対策を教えていきたいと思っています」

まもる君は事故が起きやすい場所に勤務していて、こんな出来事も…


リアルまもる君
「まもる君が身を呈して交通事故(車)の運転をしていた方の命を守ったエピソードがあります。まもる君がいなかった場合、電柱にぶつかっていた可能性があり、電柱にぶつかると大きな事故になるパターンが多くて、それを今回、まもる君の中の『ひとし君』が守ってくれたという形になります」