まずは「育休取得」が政府の第一歩

高柳キャスター:
男性は「生後8週間以内」に育休取得という点、厚労省はどのような考えを示しているのでしょうか。

TBS報道局 社会部 岡村 記者:
厚労省の幹部によると、なぜ生後8週を10割支給の対象にしたのかについては、▼母親にとっては産後の時期が身体的に一番大変であり、▼父親にとっても、早期の育児参加が子どもへの愛着形成につながるためだということです。

取得日数は増えるのか?という点については、「将来的にはパパにも長く取ってほしい。ただ、企業側の理解も必要なので、まずは使われやすいところから制度を作った」といいます。

政府としては、まずは男性にも育休を取ってもらおうというところが第一歩ということです。

出水キャスター:
現状、男性はどのくらい育児に貢献しているのでしょうか。

TBS報道局 社会部 岡村 記者:
2021年の総務省の調査によると、6歳未満の子どもがいる共働き夫婦が家事・育児などにかける時間は、▼女性は6時間33分、▼男性は1時間55分ということです。共働きでもこれだけの差があるわけです。

出水キャスター:
秋葉さんは、家庭内での分担はどうされていましたか。

秋葉弘道さん:
私は親と同居で、子どもが小さいうちはかなり助けられました。

育休(取得)が進めばいいという気持ちもありますが、私自身は子どもが起きる前に仕事に行き、子どもが寝てから帰るという状況でしたので、育児には携われていなかった後悔があります。

休みの日には、私が(子どもの)面倒を見て、奥さんには自由にしてもらうというのが精一杯でした。

本来は見るべき子どもの成長を見れなかったことを後悔していますから、これからの人たちにはそういう後悔をして欲しくないと思います。

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<プロフィール>
馬渕磨理子さん
経済アナリスト 日本金融経済研究所代表理事
“日本一バズる”アナリスト
様々なお金の話をわかりやすく解説

秋葉弘道さん
23歳でスーパー「アキダイ」創業 青果のプロ
年間テレビ出演本数300回超

岡村仁美
TBS報道局社会部 厚生労働省担当
5歳双子女児の育児中